2月1日に投開票される埼玉・川口市長選 現職は引退を表明 これまでに5人が立候補を準備 過去3回の市長選の投票率はいずれも30%を下回る 前回は21・67%で過去最低を更新 選挙での争点は
任期満了に伴う川口市長選が25日告示、2月1日に投開票される。現職の奥ノ木信夫市長(74)が引退を表明しており、新人の争いになる見込み。5人が立候補の準備を進め、うち県議2人が軸になるとみられている。
これまでに出馬を表明しているのは、政治団体「日本党」公認で会社経営の西内聡雄氏(51)、県議で無所属の岡村ゆり子氏(44)、県議で無所属の立石泰広氏(64)=自民推薦、政治団体「日本大和党」公認で会社経営の古川圭吾氏(55)、政党職員で無所属の矢野由紀子氏(62)=共産推薦=の新人5人。
西内氏は昨年5月のさいたま市長選に立候補した。古川氏は東京都知事選に出馬したことがある。矢野氏は川口市議を3期務めた。岡村氏は、在職中に亡くなった故岡村幸四郎市長の次女。立石氏は自民党川口支部の推薦候補者の公募で選ばれた。
市長3期目の奥ノ木氏は今任期での引退を表明。昨年の市議会3月定例会の一般質問で「これまでの公約の達成度や年齢を考慮し、次のリーダーに道を譲ることを決断した」と答弁している。
奥ノ木氏はこの間、財政健全化に取り組み、市税収納率は2013年度の90・6%から24年度は98・3%にまで上昇。11年間で累計882億円の税収増を実現した。市の一般会計は年度当初ベースで14年度の1732億円から25年度は2737億円へと拡大。市役所新庁舎建設、火葬施設を含むイイナパーク整備、新市立高校建設の3大プロジェクトを成し遂げた。
市長選を巡り、自民党川口支部が昨年1月に推薦候補者の公募を発表。市議、県議計3人が応じ、投票などが行われ、同3月までに立石氏が選出された。その後、看護師女性(62)、会社経営男性(52)の出馬表明や取り下げ発表などがあり、11月に西内氏、岡村氏、立石氏が、12月に古川氏、矢野氏が相次いで会見して出馬表明し、現在の構図となった。12月19日に行われた立候補予定者説明会にはこの5氏を含め8陣営が出席しており、さらに立候補表明が続く可能性もある。
物価高騰や労務単価上昇による経費増、老朽化した公共施設改修や再編に伴う事業費増、金利上昇で見込まれる公債費増などで財政の厳しさが増すことなどから、財政基盤の安定は市の最優先課題の一つ。選挙戦ではJR川口駅の整備費用の負担の在り方や外国人問題での市の取り組み、治安の向上、防災、子育て支援など、多岐にわたる争点で論戦が行われるとみられる。
過去3回の市長選の投票率はいずれも30%を下回り、前回の22年は21・67%で過去最低を更新。候補者には市の現在の課題解決や将来像を示すと同時に、市民に対し、選挙への関心喚起も求められる。
昨年12月1日時点の選挙人名簿登録者数は、48万2270人(男24万2998人、女23万9272人)。
■川口市長選 前回の結果(22年2月6日)
当80555 奥ノ木信夫 70 無現(自民、公明推薦)
20086 宮川直輝 48 無新










