高級婦人靴の小売チェーンから受注も…高品質な革靴製造のファクトリーUJ、破産手続きの開始決定 一時は年間2億円の売上高も 負債総額は2億5千万円、事業の継続を断念
2025/12/27/11:09
革靴製造のファクトリーUJ(草加市、登記面=東京都足立区)が25日までに、東京地裁から破産手続きの開始決定を受けたことが分かった。破産管財人は四十山千代子弁護士(アンダーソン・毛利・友常法律事務所外国法共同事業、東京都千代田区)が選任された。帝国データバンク大宮支店によると、負債総額は約2億5千万円。
同社は1992年6月創業、2006年6月に法人改組した。高級婦人靴小売チェーンの受注を獲得し、紳士靴も含めた相手先ブランドによる生産(OEM)に従事。顧客目線の高品質製品を提供し、23年1月期には年売上高約2億円を計上していた。だが、原材料価格の高騰で収益面は厳しさを増し、事業の継続を断念。今年11月に入って債務整理に着手していた。
債権届け出期間は26年1月5日まで、財産状況報告集会期日は同3月5日午後2時。









