埼玉新聞

 

お得にプロの食材を…大宮市場、恒例の「年末大開放」始まる ハマチ、イクラなど海産物は値上がり 一方でミカンは大豊作 さいたま市長が視察「おいしいものを食べ、楽しく過ごして」 30日まで

  • 埼玉県魚市場の鈴木清社長(右)の説明を聞く清水勇人市長(右から2人目)、伊藤仕市議会議長(同3人目)

    埼玉県魚市場の鈴木清社長(右)の説明を聞く清水勇人市長(右から2人目)、伊藤仕市議会議長(同3人目)=26日午前、さいたま市北区吉野町の大宮市場

  • 埼玉県魚市場の鈴木清社長(右)の説明を聞く清水勇人市長(右から2人目)、伊藤仕市議会議長(同3人目)

 さいたま市北区吉野町の大宮市場で、食のプロが使う“本物の食材”を一般の人がお得に買える恒例の「年末大開放」が始まり、清水勇人市長、伊藤仕市議会議長らが26日、市場内の各店舗を視察した。

 魚市場には、タラバガニやズワイガニのほか、マグロ、カキ、イクラ、ウニなど新鮮な魚介類が勢ぞろい。埼玉県魚市場の鈴木清社長は「貝類が豊富。カキは北海道、岩手、広島産などバラエティーに富んでいて、(不漁の)広島の分を他の産地で補っている」と説明した。ハマチ、イクラはかなり値上がりし、海産物全体では昨年より1~2割高くなっているという。

 青果市場には、県産の野菜をはじめ、ミカンなどの果物も並んだ。大宮中央青果市場の阿泉毅社長はイチゴについて、発育が遅れているとして「クリスマスにもなくて、ケーキ屋さんに納めるのに苦労した」。一方でミカンが大豊作で「M(サイズ)がLに、Lが2Lになり、箱数が増えている」と力説した。

 清水市長は市場の視察を終え、「物価高の影響で年末年始は旅行を控える人もいると思うので、大宮市場で買い物をして、自宅でおいしいものを食べながら、楽しく過ごしてほしい」と語った。

 年末大開放は30日までで、午前8時半から。終了時間は店舗によって異なる。

ツイート シェア シェア