今年の漢字は「活」 埼玉県の大野知事 10大ニュースの1位は「植樹祭」
2025/12/26/13:18
埼玉県の大野元裕知事は23日の定例会見で、今年の漢字を「活」と発表した。2025年の埼玉県10大ニュースの1位に、天皇陛下のご臨席を仰ぎ、5月25日に秩父ミューズパークで開催した第75回全国植樹祭の成功を挙げた。森林資源の活用、木材の利用拡大を図る「活樹」を発信し、県内では1959年以来66年ぶりの開催となった。
今年の漢字の選定理由について大野知事は、「植樹祭において、式典の出演者、苗木を育てていただいたお子さまたちなど、数多くの方々が主役となって活躍をいただいたほか、活樹の理念を埼玉から発信し、大成功の大会となった」と説明した。
その他の理由として、「婚活支援の恋たまは成婚600組を突破した。イチゴなど、いきいきとした埼玉の農産物は高い評価を受けており、スポーツでも多くの大会で県ゆかりの選手が活躍し、明るいニュースを届けてくれた」と語った。
2位に選んだ八潮市の道路陥没事故では、原因究明委員会が9月に「県が管理する中川流域下水道の硫化水素によって腐食した下水道管に起因するものと考えられる」とする中間報告を公表した。3位には、さまざまな企業・起業家などをマッチングさせるイノベーション創出拠点「渋沢MIX」のオープンを選出した。
大野知事は「来年は現行の5か年計画の総仕上げの年。あらゆる人に居場所があり、活躍でき、安心して暮らせる社会の実現を確かなものにしたい」と述べた。









