建築工事のフェニックスホーム(所沢市)が10日、さいたま地裁川越支部から破産開始決定を受けたことが分かった。破産管財人に及川保之弁護士(樫の木法律事務所、川越市)が選任された。東京商工リサーチ埼玉支店によると、負債総額は約3億9200万円。
同社は2001年5月設立。木の家の企画、製造・輸入販売、ログハウスのマーケティング調査やコンサルティングなどを手がけ、「Feel」の名称でFC展開。フィンランドからの輸入材を使用したログハウスは千棟以上の実績を誇った。ピーク時の18年6月期は売上高9億9491万円を計上するも、その後は債務超過に陥っていた。