埼玉新聞

 

<高校バスケ>女子・埼玉栄、前回準Vの慶誠に快勝 ゴール下で光る堅い守備…対策通りのディフェンスから鋭い速攻で得点重ねる

  • 女子 埼玉栄―慶誠 第3クオーター、埼玉栄の片子沢(右)がシュートを決める

    女子 埼玉栄―慶誠 第3クオーター、埼玉栄の片子沢(右)がシュートを決める

  • 女子 埼玉栄―慶誠 第3クオーター、埼玉栄の片子沢(右)がシュートを決める

 バスケットボールの全国高校選手権は23日、東京体育館などで開幕して男女1回戦が行われた。埼玉県勢は女子で2大会ぶり9度目出場の埼玉栄と男子で14大会連続15度目出場の正智深谷がそれぞれ勝って2回戦進出。男子で2大会ぶり6度目出場の埼玉栄は初戦で敗退した。

■激しい接触にもひるまず

 女子の埼玉栄はゴール下での堅い守備が光り、前回準優勝の慶誠を退けた。目(さっか)監督は「普通にやったら勝てないと思っていた。入念にスカウティングをし、対策通りのディフェンスを繰り返してくれた」と粘り強いプレーを続けた選手たちをたたえた。

 前半で相手の動きを封じ込めた。激しい接触にもひるまず、身長184センチのナイジェリア人留学生フェイバ・ヘンリーの高さには木川と片子沢で対抗した。ゲーム主将の木川は「相手のプレーを読んで、やりたいことをやらせなかった」と流れを引き寄せた。

 ボールを奪うと、鋭い速攻などで得点を重ねた。チーム最多の26得点を決めた2年生の倉林は「ジャンプシュートは予選の時より入ったけど、プレスをかけられた時にボールを失ったので次戦から直したい」とエースとしての自覚を見せた。

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