埼玉新聞

 

建築金物工事の秋也工業が自己破産申請へ 得意先には大手ゼネコンを有し、設計から手がける特注品が中心 施工までを一貫して対応できる体制が評価を受けていた 資材価格の高騰で低収益が続く 負債総額は4億8300万円

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    建築金物工事の秋也工業が自己破産申請へ

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 建築金物工事の秋也工業(草加市)は15日付で事業を停止し、事後処理を若生直樹弁護士(弁護士法人江原総合法律事務所、越谷市)ほか1人に一任。自己破産申請の準備に入った。帝国データバンク大宮支店によると、負債総額は4億8300万円。

 同社は2001年4月創業、17年7月に法人改組した。鉄やステンレス、アルミ製の建築金物を扱い、後発ながら得意先には大手ゼネコンを有していた。設計から手がける特注品が中心で、施工までを一貫して対応できる体制が評価を受けていた。25年1月期は数億円規模の大型案件があり、年売上高は前期比7割増の約10億6200万円を計上したが、資材価格の高騰で低収益が続いていた。

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