安全…男性会社員、1100万円を失う 指導者から「どちらでしょうか」とメッセージあり送金 さらに「当選しました」と追加を求められ、警察に相談し詐欺発覚 男性はすでに勤務先から6回送金
2025/12/23/11:37
埼玉県警大宮署は22日、坂戸市の会社員男性(60)が交流サイト(SNS)を通じて現金1100万円をだまし取られる投資詐欺の被害に遭ったと発表した。
同署によると、男性は今年10月1日、SNSに表示された株の広告をタップしたところ、無料通話アプリに移動して投資の指導役をかたる者が追加された。その後指導役などから「優良株の銘柄を受け取りたいのか、それとも投資に関する知識を学びたいのか、どちらでしょうか」「入金された資金は日本の金融庁および第三者の金融機関の厳格な監督のもとで適切に管理され、安全性が確保されています」などとメッセージがあった。
信じた男性は11月1日から12月8日までの間、勤務先のさいたま市北区内でインターネットバンキングを利用し、6回にわたって被疑者が指定した口座に現金を送金した。
振り込んだ後も「新たに投資枠に当選しました」などと追加資金を要求されたことから不審に思い、今月10日に同署に相談し、被害が発覚した。同署で詐欺事件として調べている。









