埼玉新聞

 

性的暴行…泥酔した20代女性と性交、アパートの通路で 教諭免職、散乱した女性の60万円も盗んだか 中学校に勤務、部活の大会で生徒引率に向かう途中だった35歳 女性が交番で相談し発覚「家の前で寝てしまい」

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    埼玉県警

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 埼玉県教育委員会は18日、泥酔していた女性に性交などして現金を窃取した八潮市立八幡中学校の男性教諭(35)と、生徒が栽培した野菜の売上金を横領するなどした県立東松山特別支援学校の男性教諭(28)を同日付で免職の懲戒処分にしたと発表した。

 県教委によると、35歳教諭は2021年6月12日午前4時20分ごろから同5時20分ごろまでの間、吉川市内の自宅アパート1階の共用部分で、泥酔していた20代女性に対し、抵抗ができないことに乗じて性交などし、周囲に散乱していた女性所有の現金約60万円を窃取した。

 吉川署が25年11月6日、35歳教諭を準強制性交と窃盗の疑いで逮捕、同月27日に起訴された。県教委は「教育公務員に対する信用を著しく傷つけた」と説明した。犯行当日は陸上部の大会の生徒引率に向かう途中だったという。

 また、28歳教諭は25年7月1日から9月11日までの間、複数回、生徒が栽培した野菜の売上金の合計3万1350円を横領したほか、同年9月上旬から11月6日までの間、県教委から学校に貸与されていたモバイルルーター1台を窃取し、スマートフォンのデータ通信に利用していた。売上金はギャンブルの借金返済に充てられ、その後返金された。

 このほか、24年8月1日に乗用車を運転中、交通事故を起こした東部地区県立高校の男性教諭(28)を減給1カ月の懲戒処分とした。

■準強制性交疑いの教諭「好きなものを買って全部使った」(以下、11月8日配信の初報記事)

 2021年に吉川市内のアパートで泥酔していた女性に性交などし現金を窃取したとして、県警捜査1課と吉川署は11月6日、準強制性交と窃盗の疑いで、県内の公立中学校教諭の男(35)=吉川市高久1丁目=を逮捕した。

 逮捕容疑は21年6月12日午前4時40分ごろ~同5時20分ごろの間、吉川市のアパートの通路上で、泥酔していた20代女性に対し、抵抗ができないことに乗じて性交などし、女性が持っていた現金約60万円を窃取した疑い。「酔っていた女性と性交しました。正確な金額は分かりませんが、お金を盗みました」と容疑を認めているという。

 同課によると、女性が自宅アパートの通路で寝ていたところで被害に遭ったとみられる。同日午後5時10分ごろ、女性が管内の交番に「家の前で寝込んでしまっていたとき、現金約60万円が盗まれた」と相談。女性の話や防犯カメラの捜査から犯行を特定した。窃取した現金は「好きなものを買うなどして全部使った」と供述している。

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