埼玉新聞

 

【速報】入居者なら簡単に殺せると思った…女性2人を殺害 容疑者を鑑定留置 犯行直前に人間関係のトラブルで怒り増大 鶴ケ島老人ホーム殺人

  • 入所者の女性2人が血を流し、病院に搬送される事件が発生した老人ホーム「若葉ナーシングホーム」=15日午後5時半ごろ、鶴ケ島市若葉2丁目

    入所者の女性2人が血を流し、病院に搬送される事件が発生した老人ホーム「若葉ナーシングホーム」=10月15日午後5時半ごろ、鶴ケ島市若葉2丁目

  • 【地図】鶴ヶ島市

    鶴ケ島市の位置

  • 入所者の女性2人が血を流し、病院に搬送される事件が発生した老人ホーム「若葉ナーシングホーム」=15日午後5時半ごろ、鶴ケ島市若葉2丁目
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 鶴ケ島市若葉2丁目の介護付き有料老人ホーム「若葉ナーシングホーム」で10月15日未明、入居者の女性2人を殺害したとして、殺人などの疑いで逮捕された元施設職員の男(22)が、県警の取り調べに対して「入居者なら簡単に殺せると思った」などと供述していることが捜査関係者への取材で分かった。

 さいたま地検は18日、容疑者が鑑定留置に入ったと明らかにした。地検によると、期間は同日から約3カ月間。

 木村容疑者はこれまでに、被害女性2人への殺人容疑を認めた上で、「恨みはなかった」「死刑になりたかった」などと供述していた。捜査関係者によると、その後の調べに対して「友人家族、お金、社会、職場などに対する怒りが蓄積していた」とした上で、「犯行直前に人間関係のトラブルがあり、これまで蓄積していた怒りが増大し、以前から抱いていた『人を殺したい』という気持ちが高まった」などと供述している。

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