埼玉新聞

 

iPS細胞の心筋球、承認申請へ 移植治験で心機能改善を確認

  •  iPS細胞で作った心臓の筋肉の細胞を塊にした「心筋球」(ハートシード提供)

     iPS細胞で作った心臓の筋肉の細胞を塊にした「心筋球」(ハートシード提供)

  •  iPS細胞で作った心臓の筋肉の細胞を塊にした「心筋球」(ハートシード提供)

 慶応大発のバイオベンチャー「ハートシード」は12日、人工多能性幹細胞(iPS細胞)で作った心臓の筋肉(心筋)の細胞を塊にした「心筋球」を重い心不全の患者10人に移植した臨床試験(治験)で、一定の心機能改善と安全性が確認されたと明らかにした。同社は結果を取りまとめ、2026年にも厚生労働省に製造販売の承認申請を行う方針。27年の実用化を目指す。

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