埼玉新聞

 

【動画】幸せ呼ぶ熊手 響く手締め 埼玉・大宮氷川神社で年末恒例の「十日市」

  • 熊手の売買が成立し、境内に手締めが鳴り響いた=10日夕、さいたま市大宮区の武蔵一宮氷川神社

    熊手の売買が成立し、境内に手締めが鳴り響いた=10日夕、さいたま市大宮区の武蔵一宮氷川神社

  • 熊手の売買が成立し、境内に手締めが鳴り響いた=10日夕、さいたま市大宮区の武蔵一宮氷川神社

 さいたま市大宮区の武蔵一宮氷川神社で10日、年末恒例の「十日市」(とおかまち)が開かれ、福を「かっ込む」縁起物の熊手を買い求める大勢の参拝客らでにぎわった。

 十日市は、氷川神社の神事「大湯祭」(だいとうさい)に合わせて毎年12月10日に行われる酉(とり)の市。境内や参道、大宮公園に約300店の露店が立ち並んだ。境内の熊手店では商談がまとまると、威勢の良い「商売繁盛」「家内安全」のかけ声と手締めがあちこちで鳴り響いた。

 熊手を購入し2年目のサイカンシステム(大宮区)は、大きさは昨年と同じ1・8メートルだが福が集まるように飾りを増やしたという。和田浩明社長(51)は「社員の幸せが一番。今年以上に飛躍した年にしたい」と笑顔を見せた。三上モータース(久喜市)の三上裕之社長(53)は買う熊手が年々大きくなっているという。来年に向け「新車の納車が増えるので、さらなる商売繁盛につなげたい。駆け抜ける1年にします」と、午(うま)年にかけて力強く語った。

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