測量の新日本エグザが自己破産申請へ 官公庁からの受注が中心も近年は業績が低迷…価格転嫁が進まず赤字幅が拡大、事業継続を断念 負債総額は3億400万円
2025/12/07/11:16
帝国データバンク大宮支店によると、測量の新日本エグザ(さいたま市北区)が11月28日に事業を停止し、事後処理を宇田川高史弁護士(CLOVER法律事務所、同市大宮区)ほか1人に一任。自己破産申請の準備に入ったことが分かった。負債総額は3億400万円(2024年8月期末時点)の見通し。
同社は1972年9月設立。測量調査や地籍測量のほか、上下水道や道路の計画設計などのコンサルティング業務も手がけていた。県内ほか東京や千葉にも拠点を有し、官公庁からの受注を中心に2019年8月期は年収入高約3億6100万円を計上。だが、近年は新型コロナの影響もあり業績は低迷。24年8月期は約2億8600万円を計上するも、価格転嫁が進まず赤字幅が拡大。約2800万円の当期純損失となっていた。その後、手元資金も減少して資金繰りが逼迫(ひっぱく)、事業の継続を断念した。










