窓ガラス割れる…部屋を爆発させたと会社員男、法廷で認める ガスを充満させてライターで点火、住宅密集地で損害額は2億8千万円 弁護士「心神耗弱状態だった」
2025/12/05/14:23
川口市のマンションで昨年7月、自室内にガスを充満させ、ライターで引火して爆発させたなどとして、激発物破裂などの罪に問われた、中国籍の会社員男(45)=川口市=の裁判員裁判の初公判が4日、さいたま地裁(江見健一裁判長)で開かれた。被告は「(間違いは)ないです」と起訴内容を認めた。
検察側は冒頭陳述で、男が事件前に心神耗弱状態で自殺願望を抱いており、自宅に誰か侵入してくるのではと思っていたと説明。恐怖から逃れようと室内にガスを充満させてライターで火を付けたとし、「住宅密集地での爆発という事情を考慮すべき」と主張した。
弁護側は事件前に男が適応障害と診断されるなど、事件当時心神耗弱状態だったとして、刑の減軽を求めた。
起訴状などによると、男は昨年7月18日、川口市内のマンションの一室で、室内にガスを充満させてライターで点火して爆発させ、マンションの窓ガラスなど(損害見積額計約2億8千万円)を損壊し、マンションの居住者ら3人に1週間前後の傷害を負わせたなどとされる。










