ヤオコー好調、純利益が6・5%増 4~9月期決算 地域特性に合わせた販売戦略など奏功 東京23区内初出店や今月7日には200店舗目も開店
2025/11/12/09:20
食品スーパーのヤオコーを傘下とするブルーゾーンホールディングス(川越市)は10日、ヤオコーの2025年4~9月期決算を発表。純利益が前年同期比6・5%増の153億5100万円、売上高に当たる営業収益は9・8%増の3949億円、営業利益は8・2%増の230億5700万円、経常利益は8・7%増の227億1800万円だった。コメの販売価格上昇などが下支えした。
既存店売上は業界平均を上回る堅調ぶりで、生鮮の牛焼肉カテゴリーの強化や南北のエリア特性に合わせた商品・販売戦略が奏功。
店舗運営ではデジタルを活用したカイゼン(効率化)を再構築し、フルセルフレジや価格変動の高い青果部門でのデジタルプライサー(値札)導入などを進めた。6月には東京23区内初出店の杉並桃井店(杉並区)、今月7日には200店舗目となる板橋四葉店(板橋区)を開店。徒歩移動が主体の人口稠(ちゅう)密地で独自の販売戦略を進める。
株主数の増加や株式流動性向上を目的に4月1日に株式分割(1株を5株に分割。基準日は3月31日)を実施。川野澄人社長は「地域志向に合わせた戦略を進める」とグループ全体で5%成長を掲げた。
26年3月期(通期)の業績予想は従来予想を据え置いた。










