埼玉新聞

 

西武本川越ペペ 来年1月13日に営業終了 今月17日から感謝セール 本川越駅の2階改札口も1月14日から閉鎖 川越プリンスホテルは引き続き営業

  • 西武本川越ぺぺの営業終了を前に作成されたキービジュアル(西武不動産プロパティマネジメント提供)

    西武本川越ぺぺの営業終了を前に作成されたキービジュアル(西武不動産プロパティマネジメント提供)

  • 2026年1月13日に営業が終了することが決まった西武本川越ぺぺ=6日午後、川越市新富町1丁目

    2026年1月13日に営業が終了することが決まった西武本川越ぺぺ=6日午後、川越市新富町1丁目

  • 西武本川越ぺぺの営業終了を前に作成されたキービジュアル(西武不動産プロパティマネジメント提供)
  • 2026年1月13日に営業が終了することが決まった西武本川越ぺぺ=6日午後、川越市新富町1丁目

 西武不動産プロパティマネジメント(所沢市)は6日、川越市の西武新宿線本川越駅直結の商業施設「西武本川越ペペ」の営業終了日が2026年1月13日に決まったと発表した。1991年9月の開業から34年余りの歩みへの感謝を伝えようと、今月17日から大みそかまで「ありがとうSALE(セール)」が開催される。

 閉館を前に「思えば、思い出ばかりだね。」とのキャッチコピーを設け、施設の外観やハートマークなどをあしらったキービジュアルが制作された。地下1階の「ペペプラザ」では、西武本川越ペペにまつわる思い出や写真、メッセージなどを募集している。

 西武本川越ペペは、本川越駅舎の改築に伴い建設された「西武本川越ステーションビル」内の商業施設として開業。オープン時は服飾品を中心に、スポーツ用品や食品など114店舗をそろえた。

 施設内にはスポーツや地域の催しなどに活用できるイベントホール「ペペホール・アトラス」や、地下1階~地上5階の吹き抜け空間「アトリウム」などを整備。地域密着型の商業施設として市民や観光客らに親しまれた。

 現在は53店舗が入る。2024年にレジを通った客の数は約310万人だった。施設を運営する西武不動産プロパティマネジメントの担当者は、閉館について「本川越駅のポテンシャルを最大限に発揮できるよう、沿線価値の向上を目指して判断した」と説明。閉館後の施設の展望には「建て替えも含め検討している」としている。

 西武本川越ペペの閉館に合わせ、本川越駅の2階改札口は1月14日から閉鎖される。隣接の川越プリンスホテルは引き続き営業する。

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