福島で大輪咲かせたひまわりから採れた種 さいたまの小学校へ寄贈 サッカーJ2RB大宮が参加する「体験の風をおこそう」運動の一環
2025/10/31/10:50
さいたま市立舘岩少年自然の家(福島県南会津町)で訪れた小学生たちが育てたひまわりの種を市内小学校に寄贈するセレモニーが28日、同市西区の市立指扇北小学校で行われた。今後、市内の104校に100粒ずつ配布され、福島の地で大輪を咲かせたひまわりが来夏には市内の各小学校に広がる輪となりそうだ。
このプロジェクトは、RB大宮アルディージャが参加している同市の「体験の風をおこそう」運動の一環。復興のシンボルであるひまわりを福島の大地に咲かせ、採れた種を市内の小学校に送り、さいたまの地でもひまわりを育ててもらう取り組み。5~10月まで市内の小学5年生が福島の地でひまわりの成長を見守り、種の収穫までを体験した。
指扇北小はRB大宮の本拠地が学区内で縁が深く、セレモニーの代表校となった。RB大宮のマスコット、アルディ君は「ひまわりを育ててくれてありがとう。この種を通じてRB大宮と市内の小学校が一つの輪になれたらうれしい」とメッセージを寄せた。
10月上旬に現地で種採りを体験した同小5年生の相山拓久さん(11)は「こつをつかんでたくさんの種を採れて楽しかった」と笑顔。亀森真央さん(11)は「この種がさいたま市に緑を広げ自然を守る大きな力になると信じている」と話した。
同小の上村朗校長は「子どもたちは夢中になって種を採りいい思い出ができた。太陽のように元気に明るく前向きで目標に向かって頑張る輪を広げたい」。舘岩少年自然の家の伊澤昌二所長も「プロジェクトの集大成として各学校で大きなひまわりを育ててほしい」と今後に期待した。
11月2日、NACK5スタジアムで行われる秋田戦でも2千袋の種がサポーターに配布されるという。










