埼玉新聞

 

ナポレオン軍襲った病を特定 遺体の歯から菌のDNA

  •  アドルフ・ノルテン作「モスクワから退却するナポレオン」(パスツール研究所のチーム提供)

     アドルフ・ノルテン作「モスクワから退却するナポレオン」(パスツール研究所のチーム提供)

  •  ナポレオン軍兵士の頭蓋骨。のど元に軍服のボタンが見える(パスツール研究所のチーム提供)

     ナポレオン軍兵士の頭蓋骨。のど元に軍服のボタンが見える(パスツール研究所のチーム提供)

  •  ナポレオン軍を襲った病気を巡る研究

     ナポレオン軍を襲った病気を巡る研究

  •  アドルフ・ノルテン作「モスクワから退却するナポレオン」(パスツール研究所のチーム提供)
  •  ナポレオン軍兵士の頭蓋骨。のど元に軍服のボタンが見える(パスツール研究所のチーム提供)
  •  ナポレオン軍を襲った病気を巡る研究

 1812年冬、ロシア遠征に失敗し退却するナポレオン1世の軍隊を襲った病気を、兵士の遺体の歯から抽出したDNAの解析で特定したと、フランス・パスツール研究所のチームが24日、科学誌カレントバイオロジーで報告した。発熱や下痢など食中毒症状を起こすパラチフスや、衣服に付くシラミが媒介する回帰熱の原因菌だった。

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