豪華な装飾の山車16台、蔵造りの市街地を練り歩き 江戸時代から伝わる「川越まつり」始まる はやしを披露する「曳っかわせ」、夜にはちょうちんに明かり…まつりに華やぎ加える 19日まで
2025/10/19/10:19
川越市に江戸時代から伝わる「川越まつり」が18日、中心市街地で始まり、豪華な装飾を施した山車16台が蔵造りの町並みなどを練り歩いた。19日も行われる。
山車は弁慶や徳川家康の人形を上部に備え、高さ約8メートル。法被姿の曳(ひ)き手たちが「ソーレ」と声をかけながら、ゆっくりと動かした。夜になると山車のちょうちんに明かりがともされ、まつりに華やぎを加えた。山車が向き合ってはやしを披露する「曳っかわせ」もあり、多くの見物客でにぎわった。
川越まつりは、川越藩主だった松平信綱が1648(慶安元)年、川越氷川神社に神輿(みこし)や祭礼道具を寄進したことに起源を持つ。
同神社の山車行事として国の重要無形民俗文化財に指定。2016年には全国33件の「山・鉾(ほこ)・屋台行事」の一つとして、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産にも登録された。










