埼玉新聞

 

「きんぴら風焼きそば」開発 学生と地元企業が連携 埼玉・所沢 市内の飲食店でメニュー化の予定も 所沢市産の麺、しょうゆ、野菜1品を使った地元グルメ「ところざわ醤油焼きそば」のオリジナルレシピ

  • きんぴら風焼きそば

    きんぴら風焼きそば

  • メニューを考案した学生ら=9月28日午前、所沢市泉町

    メニューを考案した学生ら=9月28日午前、所沢市泉町

  • きんぴら風焼きそば
  • メニューを考案した学生ら=9月28日午前、所沢市泉町

 秋草学園短期大学(所沢市、北野大理事長)の学生が考案した新メニュー「きんぴら風焼きそば」が、同校の学園祭「秋草祭」で9月27、28日に計600食販売された。見沢食品(同市、見沢栄一代表取締役)、深井醤油(同市、深井隆正代表取締役)と連携し、開発した。

 メニューは所沢市産の麺、しょうゆ、野菜1品を使った地元グルメ「ところざわ醤油焼きそば」のオリジナルレシピ。同市産のサトイモなどの野菜と、きんぴら風の甘辛い味付けが特徴で、見沢食品の麺と深井醤油のしょうゆを使用した。

 「子どもも美味(おい)しく食べられる」をテーマに、学生が授業の一環で試作を繰り返し、レシピを完成させた。考案者は2年生の中村結夏さん、石井優菜さん、大野華子さん、岡紗知恵さん。「普段の調理実習ではレシピを教えてもらって作るので、一から作るのは難しくて苦労した。いい経験になった」と話す。

 同校と飯能信用金庫(飯能市、松下寿夫理事長)との連携協定により地元企業との連携が実現した。学園祭では同金庫の職員が各日300食分を作り、1食300円で販売。初日は行列ができるほどの人気で、完売したという。

 今後はレシピを提供し、市内の飲食店でもメニュー化される予定。

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