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各種材料試験機製造の小川サンプリング破産開始決定 さいたま・西区 負債は1億1500万円

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    各種材料試験機製造の小川サンプリング破産開始決定

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 各種材料試験機製造の小川サンプリング(さいたま市西区)が9月19日、さいたま地裁から破産開始決定を受けたことが分かった。破産管財人に三上将延弁護士(さいたま浦和法律事務所、同市浦和区)が選任された。東京商工リサーチ埼玉支店によると、負債総額は1億1500万円。

 同社は1976年8月設立。外部に製造委託する「ファブレス型」でサンプリング機器や試験機、粉砕機などの開発・設計を行っていた。「計量法規定ボンベ型熱量計」や「粉粒体の多段式ふるい分け装置」の製品群で特許を取得し、セメントや非鉄金属大手を得意先としていた。近年の売上高は8千~9千万円前後で推移していたが、取引先との交渉不備によって売掛金が回収できず、支払い不能の状態になった。

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