埼玉新聞

 

コウノトリが市の鳥に 埼玉・鴻巣 旧鴻巣市、吹上町、川里町の合併20周年で 2022年には市内に市コウノトリ野生復帰センター「天空の里」を開設

  • 鴻巣市が飼育している市の鳥に制定されたコウノトリ。雄の空(左)と雌の花(市提供)

    鴻巣市が飼育している市の鳥に制定されたコウノトリ。雄の空(左)と雌の花(市提供)

  • 鴻巣市が飼育している市の鳥に制定されたコウノトリ。雄の空(左)と雌の花(市提供)

 鴻巣市は1日、コウノトリを市の鳥に制定した。開会中の市議会9月定例会で、制定議案が可決された。

 2005年10月1日に旧鴻巣市、吹上町、川里町が合併して現在の市域になった鴻巣市は、誕生から20周年を迎える。市はこの機会に、市名の由来の一つともいわれ、幸せをもたらす存在として知られているコウノトリをシンボルとすることによって、経済と社会、環境が調和した持続可能なまちづくりを推進するため、市の鳥に制定した。

 鴻巣市は21年、県こども動物自然公園から2羽のコウノトリ(空=雄、花=雌)を譲り受けた。22年には飼育施設として、同市明用に市コウノトリ野生復帰センター「天空の里」を開設。コウノトリを展示するほか、放鳥を目指して繁殖に取り組んでいる。

 26日には、天空の里で市の鳥制定を記念したセレモニーを行う。

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