さいたまを“空中散歩” 大宮区で地図展 100枚超える地図展示 米軍が撮影した戦時下の空中写真、鉄道や大宮盆栽村などテーマごとの地図も
2025/09/29/08:04
明治から現在までの地形図や空中写真など100枚超の地図を展示した「地図展2025 さいたま」が10月5日まで、さいたま市大宮区のレイボックホール4階展示室で開催されている。地図をたどりながら、さいたま市の歴史や文化、発展を振り返ることができる。
最大の見どころは、入り口付近の床に設置された7メートル四方のさいたま市の空中写真。国土地理院が3月に撮影した最新のもので、市内全域を3千分の1に縮小している。空中写真の上を歩きながら自宅を見つけることもでき、親子で楽しめるコーナーだ。
時代ごとに並んだ地形図は見比べながら街の発展の成り立ちを知ることができるほか、標高ごとに色分けした標高段彩図、米軍が撮影した戦時下の空中写真、鉄道や大宮盆栽村などテーマごとの地図も展示している。
地図を通して国土や地域への理解を深めてもらおうと、地図展は1967年に始まった。毎回テーマと都市を変えて開催され、大宮が会場となるのは3回目。
主催する地図展推進協議会事務局の大滝修さん(64)は、「地図で土地の変遷を見れば、水害に弱いなどの特徴が一目で分かる。防災や生活に役立てることができる地図を、身近に感じてほしい」と期待する。
午前10時~午後6時(最終日は午後5時まで)入場無料。来場者にはオリジナルの記念地図を配布する。










