残業時間オーバー…忙しい市職員、上限を超えて働く 時間外手当は支給 労基署が是正勧告 さらに調査し47人にも手当を支払う 着替え中も労働時間に当たると指導
2025/09/25/10:40
草加市職員が労使協定で定めた労働時間の上限を超えて時間外労働をしていたとして、市が春日部労働基準監督署から是正勧告を受けていたことが24日までに分かった。
市職員課によると、昨年6月26日など複数の日に、事業所で働く職員1人に対して、時間外労働を労使で取り決めた三六協定の上限3時間を超えて労働させたという。
市は今年4月16日に是正勧告を受けた。その後の調査で、業務の繁忙を理由に、当該職員以外にも複数の職員が限度を超え時間外残業をしていたことが判明した。時間外労働手当は支払われている。
また労基署は当該職員について、市に対し業務開始前の着替え時間などが労働時間に当たると指導。市は指導を受け、他の職場についても調査し、該当する計47人に計219万5290円を支払った。
市は「労基署の是正勧告を重く受け止め、今後このようなことが起こらないよう適正に対応する」としている。










