埼玉新聞

 

女性が4882万円失う 検察官をかたる男から「ちゃんとしたお金だと証明できれば無実」とメッセージあり30回送金 その後、連絡先が削除されていて検察庁に相談

  • 【ちなみ】闇の手800=事件事故イメージ

    女性が4882万円失う

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 大宮西署は16日、さいたま市西区の無職女性(72)が、特殊詐欺で現金合計約4882万円をだまし取られたと発表した。

 同署によると、7月18日午前9時ごろから数回にわたり、女性の携帯電話に警察官を名乗る男らから「あなた名義で携帯電話や口座がつくられていて、その口座にお金が振り込まれている」などと電話があった。交流サイト(SNS)のダイレクトメッセージに誘導され、他県の検察官をかたる男から「あなたの預金がちゃんとしたお金だと証明できれば無実が分かる」などとメッセージがあった。信じた女性は同月22日~8月21日の間、30回にわたり、容疑者が指定する日本人名義や外国人名義の口座に現金合計約4882万円を振り込んだ。

 検察官をかたる男から「2週間で調査が終わる」と連絡があったが、SNSの連絡先が削除されており、女性は他県の検察庁に相談。10日に同署に来署し被害を相談した。

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