まるで黄色いじゅうたん…池の水面に広がる水草の花に笑顔 さいたま・見沼氷川公園 朝開き昼には閉じる、アサザの花が見頃 「昨年よりたくさん咲いたよう」
2025/09/10/14:08
さいたま市緑区の見沼氷川公園にある池で、アサザの花が見頃になり水面を彩っている。池を覆うほどに咲くさまは、まるで黄色いじゅうたんのよう。
アサザはミツガシワ科の多年草の水草。花は黄色で直径3~4センチ。キュウリの花に似ている。朝開き、昼には閉じるという。散歩をしていた女性は池に広がるアサザの花を見て「昨年より、たくさん咲いたようで見応えがあります」と笑顔で話した。
アサザは県のレッドデータブック(2024年)で準絶滅危惧種に指定されている。公園管理者によると、同所のアサザが元々自生していたかどうかは不明という。「この池でアサザが多く育っているのは、水深が浅いことや水質が影響しているのでは」と話していた。花の見頃は今月半ばごろまで。
公園西側を流れる見沼代用水西縁(べり)には大きなコイがゆったりと泳ぐ。見沼田んぼを見下ろす高台には氷川女體(にょたい)神社がある。この辺りは唱歌「案山子(かかし)」発祥の地とされ、園内で案山子像と歌碑が見られる。










