妻死亡、熱中症で…布団で横になっていた56歳 夕方に意識不明、呼吸なく…35分後、搬送された医療機関で息を引き取る 夫と2人暮らし 部屋の窓は閉まった状態、扇風機を使用 エアコンは故障中
2025/08/28/06:41
県は27日、熱中症で深谷市の女性(56)が死亡したと発表した。県消防課によると、女性は同居の夫と2人暮らしで、夫が26日午後6時10分ごろ、寝室の布団で横になったまま意識と呼吸がない女性を発見して119番した。医療機関に救急搬送後、同6時45分に死亡が確認された。熱中症による死者は県内で今年2人目。
救急隊員が現場に到着した際は、部屋の窓は閉まっていた。エアコンは故障中で、扇風機を使用していたという。夫が妻を最後に確認したのは26日午後4時ごろで、26日の最高気温は熊谷で37・5度、寄居で36・4度で、35度以上の猛暑日を観測した。
26日は熱中症と熱中症疑いにより、59人(27日午前9時時点)が救急搬送された。搬送者の内訳は男性38人、女性21人。半数以上の32人が65歳以上の高齢者だった。症状別では、3週間以上の入院が必要な重症者は2人、中等症者は22人、入院加療を必要としない軽症者は34人だった。










