埼玉新聞

 

新都心で大道芸フェス 会場の13カ所で華麗な技 大勢の観客、大きな歓声「すごい迫力」

  • 初参加の「フライング・ダッチマン」は一輪車に乗りながら火が付いたトーチのジャグリングを行い、観客を魅了した=12日午後、さいたま市中央区

 新春恒例の「大道芸フェスティバル」が12日、さいたま市のJRさいたま新都心駅周辺で始まった。初参加で1993年の「大道芸ワールドカップin静岡」で優勝したオランダ人とカナダ人の2人組「フライング・ダッチマン」ら48組63人の実力者が集結。大勢の観客の前で寒さを吹き飛ばす演技を繰り広げた。

 さいたま新都心周辺のにぎわいを創出しようと2004年から始まり、今回が16回目。大道芸人はさいたまスーパーアリーナ近くのけやきひろばや商業施設「コクーン」周辺に設けられた13カ所の演技エリアで、華麗な技を披露した。

 「フライング・ダッチマン」はユーモラスな日本語で会場を盛り上げながら、ジャグリング、高さ2メートルと3メートルの一輪車乗りなど多彩な演技を展開。一輪車に乗った状態で、トーチに火を付けジャグリングを行うと、観客は大きな歓声を上げていた。

 さいたま市見沼区から訪れた丸山拓海さん(10)と父親の健二さん(46)は「火のジャグリングはすごい迫力。そばで見られて良かった」と声を弾ませた。

 最終日の13日は午前11時から午後4時まで、同じさいたま新都心駅周辺で開かれる。

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