埼玉新聞

 

急行電車が衝突…踏切を渡り切れなかった車に 朝7時過ぎ、1時間20分止まる 運転手の男性、衝撃で頭を負傷 踏切は警報機、自動遮断機なし

  • 秩父市下影森の周辺(国土地理院HPより)

    秩父市下影森の周辺(国土地理院HPより)

  • 秩父市下影森の周辺(国土地理院HPより)

 21日午前7時5分ごろ、秩父市下影森の踏切内で、秩父鉄道影森発熊谷行き急行列車(3両編成)と軽トラックが衝突した。軽トラックを運転していた秩父市の無職男性(78)は頭部を負傷したが、命に別条はないという。

 秩父署によると、現場は警報機や自動遮断機が設置されていない第4種踏切。列車が影森―御花畑間を進行中、軽トラックが踏切内に進入して渡り切れずに、列車の左前部と軽トラックの左後部が衝突した。乗員乗客にけがはなかった。同署で事故原因を調べている。

 秩父鉄道によると、事故当時、列車には5人が乗車しており、現場近くで約1時間20分停止した。列車は上下計16本が遅れ、8本が運休し、約550人に影響が出た。
 

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