作業中に転落した男性、大腿骨を骨折→肺塞栓症を発症し死亡 機械に非常停止装置を装備せず 労働安全衛生法違反の疑いで会社を書類送検
2025/08/14/10:33
秩父労働基準監督署は13日、労働安全衛生法違反の疑いで、秩父市の木製品製造業「新井商店」と同社の代表取締役をさいたま地検に書類送検した。
書類送検容疑は昨年11月6日、同社工場内で、従業員が木材加工用機械に付設したコンベヤーを使用して作業する際、非常時の運転停止装置を、コンベヤーに備えなかった疑い。同労基署は認否を明らかにしていない。
同労基署によると、50代の男性従業員が木材加工用の機械で、おがくずを製造する作業を行っていた際、高さ約1・3メートルの作業台から同じ高さにある動いたままのベルトコンベヤーに乗り移ったところ、何らかの原因で転落し、大腿(だいたい)骨を骨折した。男性は入院後、骨折が原因とされる肺塞栓症を発症し、死亡した。










