埼玉新聞

 

早くも稲刈り始まる 埼玉・加須の北川辺地域 4月に田植えした早場米「五百川」 連日の暑さで収穫が早めに 「今年は昨年の2倍近く栽培」

  • 加須市北川辺地域で早くも早場米「五百川」の収穫作業が始まった=30日午前、加須市麦倉

    加須市北川辺地域で早くも早場米「五百川」の収穫作業が始まった=30日午前、加須市麦倉

  • 加須市北川辺地域で早くも早場米「五百川」の収穫作業が始まった=30日午前、加須市麦倉

 県内一のコメどころ加須市の北川辺地域で7月30日、早くも早場米「五百川」の収穫作業が始まった。4月15日に田植えをした場所での刈り取り。連日の暑さで、収穫が早めに推移。五百川の収穫開始は、昨年と同じ30日だった。

 北川辺地域は利根川と渡良瀬川がもたらす肥沃な土壌に恵まれ、昔から稲作が盛ん。農家の8割以上がコシヒカリを生産している。五百川はコシヒカリ系のコメで、食味が良いことで知られる。

 同市栄の大曽(おおぞ)営農組合の代表で、おおや農園社長の大谷寿男さん(57)は「早く収穫できる五百川は、昨年から導入した。おいしいおコメで、今年は、昨年の約2・3ヘクタールから2倍近い約4・5ヘクタールで栽培した」と話した。

 同組合では「北川辺こしひかり」をメインに大規模栽培を行っている。コシヒカリの刈り取りは16日前後から始まる。組合で今年刈り取る総面積は約180ヘクタールに及ぶ。

 北川辺地域では2010年から北川辺こしひかりのブランド化推進と販売促進を行っている。

 問い合わせは、同市北川辺総合支所農政建設課(電話0280・61・1206)へ。

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