埼玉新聞

 

異臭、喉イガイガ痛み…中学生や教員ら11人を搬送 朝8時半に学校が通報 教員がスプレー缶を処分中に異変、ラベルは判別できず内容物は不明 周辺の小中学校、不審物がないか確認

  • 越谷市川柳町の周辺(国土地理院)

    越谷市川柳町の周辺(国土地理院)

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 30日午前8時20分ごろ、越谷市川柳町の市立光陽中学校で、教員がスプレー缶を処分しようとした際、喉の痛みを訴え、教員2人と生徒9人の計11人が救急搬送された。いずれも軽症で回復したという。

 市教委や越谷署、消防によると、午前8時半ごろ、学校から消防に「喉にイガイガ感と異臭がある」などと119番があった。教員が校内体育館のげた箱近くにあったスプレー缶を校舎内で処分しようとしたところ、近くにいた教員と生徒十数人が異臭や喉の痛みを訴えたという。消防の判断でうち9人を市内の病院などに搬送した。

 学校は夏休みで、部活動に参加する生徒が登校していた。スプレー缶は手のひらサイズで、前日からあったという。ラベルなどが判別できず、警察がスプレー缶の内容物などを調べている。午後に通常通り学校を再開。事件性は低いとみられるが、市教委は市内小中学校で不審物がないか確認を進めている。
 

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