埼玉新聞

 

<高校野球>埼玉きょう準々決勝 聖望学園―叡明の見どころ 8強唯一の夏の甲子園経験校とAシードの争い 3試合に登板し無失点のエース中村が流れ呼ぶ聖望学園 全試合でコールド勝ちで守備も堅い叡明

  • 184センチの長身から投じる速球で三振を奪う聖望学園のエース中村

    184センチの長身から投じる速球で三振を奪う聖望学園のエース中村

  • 5回戦以降の組み合わせ

    5回戦以降の組み合わせ

  • 184センチの長身から投じる速球で三振を奪う聖望学園のエース中村
  • 5回戦以降の組み合わせ

 第107回全国高校野球選手権埼玉大会は23日、県営大宮球場とレジデンシャルスタジアム大宮の2球場で準々決勝4試合を行い、4強が決定する。今大会は4回戦までにAシード浦和学院、前回優勝のCシード花咲徳栄が姿を消し、混戦模様。8強に残ったチームの中で夏の甲子園経験校は聖望学園のみとなった。公立勢ではDシード伊奈学園が1995年以来30年ぶりに8強入り。今春の選抜大会で4強の浦和実、昨夏準優勝の昌平がノーシードから準々決勝に駒を進めた。夢の甲子園切符まであと3勝と佳境に突入。実力校同士がしのぎを削る準々決勝の見どころを探った。

■エースを軸に投手戦

 叡明と聖望学園の一戦は両軍のエースを軸とした投手戦が予想される。

 叡明はここまで全4試合でコールド勝ち。許した失点はわずか3と守備が堅い。投手陣は13回を投げて無失点のエース増渕、8回1失点の田口の両右腕が強力。1安打と鳴りを潜める5番笘の復調が鍵となりそうだ。

 聖望学園は3試合に登板し7回無失点のエース中村が流れを呼ぶ。安定感のある大淵、140キロ超えの直球を放る鶴渕が背番号1を支えたい。5回戦は9点差を逆転。粘り強い打線で勝負する。

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