既読にならず…看護師の女性“2400万円”を失う 制服姿の相手とビデオ通話、こだわった演出…信じて送金 要求通りに一部始終の行動をメッセージで報告 20回目の送金後、ずっと既読が付かず詐欺発覚
2025/07/18/07:54
埼玉県警岩槻署は17日、蓮田市の看護師女性(61)が仮想通貨2400万円相当をだまし取られたと発表した。
署によると、7月12~14日に数回、女性方の固定電話に警察官を名乗る男らから「個人情報を悪用されているかもしれない」「マネーロンダリングに関与している疑いがある」などと電話があった。誤信した女性は求めに応じ、現金計2400万円相当の仮想通貨を購入。計20回、犯人側が指定する口座に送金した。
犯人側は電話の途中で警察官の上司役に代わり、携帯電話を使うように誘導。女性はビデオ通話越しで相手が警察官の制服を着ていたり、メッセージ上に警察手帳の画像が送られてきたことで信じ込んでしまったという。女性は要求通り行動を逐一、メッセージで送っていたが20回目の送金後、2日経ってもメッセージが既読にならなかった点を不審に思い、110番した。
署が特殊詐欺事件として捜査している。










