国産高級車を窃取したとして、埼玉県警捜査3課と岩槻署は15日までに、窃盗の疑いで、いずれもブラジル国籍で解体工の男（33）＝愛知県稲沢市日下部松野町3丁目＝と、アルバイトの男（24）＝同刈谷市小垣江町蚰ケ坪＝を再逮捕した。

　再逮捕容疑は氏名不詳の者と共謀し、4月8日午後6時半～9日午前5時ごろまでの間、浜松市中央区領家3丁目の男性会社員（56）が住む一戸建て住宅敷地内に駐車された国産高級スポーツタイプ多目的車（SUV）＝時価600万円相当＝を窃取した疑い。県警は共犯事件のため、認否を明らかにしていない。

　同課によると、4月9日に警備会社から別の国産高級SUV車の盗難情報を受け、県警がさいたま市岩槻区のコインパーキングで発見。付近にいた33歳男を追跡先の東武野田線線路上で、鉄道営業法違反の疑いで現行犯逮捕し、その後の捜査で24歳男を特定した。男性のSUV車は付近の別のコインパーキングで発見された。県警は他にも共犯者がいるとみて捜査している。