埼玉新聞

 

木のおもちゃを身近に 「どんぐりころころ」の「こまむぐ」 カフェやプレイルーム併設の新社屋オープン

  • 「こまむぐ」の新社屋に完成したプレイルーム「木育スペース」にて同社製品で遊ぶ親子ら=18日、川口市領家

    「こまむぐ」の新社屋に完成したプレイルーム「木育スペース」にて同社製品で遊ぶ親子ら=18日、川口市領家

  • 「こまむぐ」の新社屋に完成したプレイルーム「木育スペース」にて同社製品で遊ぶ親子ら=18日、川口市領家

 木製玩具を製造、販売する「こまむぐ」(小松和人社長)は18日、新社屋を川口市領家にオープンした。同施設はおもちゃの製造工場だけでなく、ショップやカフェ、プレイルームを併設した複合施設。「お客さまが気軽に訪れて、実際に遊んでいただくことで、会社や商品を身近に感じてもらえたら」と笑顔を見せる。

 同社は2003年に創業。「子どものよりよい笑顔のために」を経営理念に、木製玩具の提供を通じて、子どもの遊び環境向上を目指している。

 2階建ての新社屋は、赤を基調とした外装が特長。同社の人気商品で、ドングリの人形が坂をゆらゆら揺れながら滑り落ちていく「どんぐりころころ」シリーズなど、木の温もりを感じる多くの商品が並ぶ。施設内のカフェからは、実際におもちゃを製造する様子がのぞける。プレイルーム「木育(もくいく)スペース」には、手づくりの滑り台や机などを用意。授乳室も完備し、親子で楽しみながら、同社製品の魅力に触れることができる。

 小松社長は「実際の製造過程を見ていただくことで、お客さまとの接点を増やしていきたい。今後は集客型製造工場として、休日にはワークショップを実施するなど、ふらっと遊びにこれる機会をつくれたら」と話した。

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