埼玉新聞

 

逮捕5度目の税理士、また給付金詐欺を指南した疑い 元社長ら摘発、1件につき十数万円の報酬…黙秘中

  • 県警本部=さいたま市浦和区高砂

 組織的に持続化給付金を不正受給したとして、行田市の建設会社「寿建設」の元社長ら男女18人が摘発された事件で県警4課、深谷署、熊谷署は15日、詐欺の疑いで東京都葛飾区四つ木3丁目、税理士の男(47)を再逮捕した。

 再逮捕容疑は共謀の上、2020年7月29日から同8月11日までの4回、県内在住の19~29歳の男性4人を給付要件を満たす個人事業主であるかのように装い虚偽の申告書を申請し、男性名義の口座に持続化給付金を100万円ずつ入金させ、だまし取った疑い。

 男は申請の指南役で逮捕は5度目。これまでに800万円をだまし取り、1件につき、十数万円の報酬を受け取っていた。取り調べに対し、黙秘しているという。

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