埼玉新聞

 

「新米」のつもりでハンドルを 加須署が交通安全キャンペーン 停車のドライバーに新米渡す「毎年楽しみ」

  • ドライバーに北川辺産コシヒカリの新米を配り、安全運転を呼び掛ける北川辺中学校の生徒=加須市麦倉の北川辺消防署前交差点

 加須市のコメどころ北川辺地域で26日、北川辺産コシヒカリの新米をドライバーに配る同市主催の交通事故防止啓発キャンペーンが開かれた。市立北川辺中学校の交通安全委員の生徒ら11人と加須署員など総勢約40人が参加。「ベテランも『新米』のつもりで安全運転を」と呼び掛けた。

 毎年、新米の時期に行っているキャンペーン。同日夕、今年も同市北川辺総合支所近くの北川辺消防署前交差点で実施した。用意した新米は3合入り袋を120袋。生徒たちは、交差点で停車する車に新米3合入り袋と啓発パンフレットを手渡した。

 北川辺中3年生の橋本妃叶(ひな)さんは「北川辺産のコシヒカリはおいしいので、私も大好き。給食でも毎日のように食べます。新米を食べて、『新米』のつもりでハンドルを握ってほしい」と話した。

 新米を受け取ったドライバーは一様に笑顔。「いつもこの時期、北川辺産のコシヒカリの新米を楽しみにしています」と話す根強いファンもいた。

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