埼玉新聞

 

お中元商戦、本格的にスタート 埼玉の名産品ずらり、3千~5千円台の価格帯を中心に用意 コメ不足の影響も…ギフト用のコメ、価格が大幅上昇 川越の丸広百貨店、ギフトセンター開設

  • お中元商戦に向けて気勢を上げる丸広百貨店川越店のスタッフ

    お中元商戦に向けて気勢を上げる丸広百貨店川越店のスタッフ=12日午前、川越市新富町2丁目

  • お中元商戦に向けて気勢を上げる丸広百貨店川越店のスタッフ

 川越市新富町2丁目の丸広百貨店で12日、「お中元ギフトセンター」が開設され、本格的なお中元商戦がスタートした。店舗の開店前にはスタッフが5階催場に集まり、法被姿で気勢を上げた。今年はギフト用のコメの価格が大幅に上がるなど、コメ不足の影響も見られるという。

 お中元には3千~5千円台の価格帯を中心に、ビールや洋菓子、和菓子など1400点を用意。埼玉名産のギフトには、金笛しょうゆを練り込んだ「醤油アイス」などをセットにした笛木醤油(川島町)の「小江戸醤油屋のアイス詰合せ」や、豚肉のみそ漬けなどをセットにした新井武平商店(皆野町)の「秩父みそ屋の麦かおる味自慢詰合せ」などをそろえる。

 また金沢市の老舗料亭旅館「浅田屋」の料理人が手がけた「ひんやり金沢おでん詰め合わせ」なども取り入れている。

 一方、地元産コメ「河越米」は5キロで6900円。昨年は「彩のきずな」5キロとの「埼玉米食べ比べ」として、10キロ5千円で扱っていたという。魚沼産コシヒカリは5キロ7500円で、昨年比2千円の値上がりとなった。

 担当者は「心を伝えるお中元の文化が、人と人とをつなぐ。全力で商戦に取り組みたい」と話した。

 同百貨店は期間中(7月21日まで)の売り上げ目標を7億1千万円としている。

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