日本一に輝いたカレー 国産初のピューレは国内外で高評価…北本トマト、生産が100年目 埼玉・北本市、カフェで記念のパネル展 人気のフェスは11月15日に開催決まる
2025/06/05/14:07
北本市は、北本でトマト栽培が始まって100年目になることから、7~15日、同市深井の&greenCAFEで「北本トマト生産100周年記念パネル展」を開く。広報きたもと6月号では、北本トマトの歴史を振り返る特集を掲載している。
北本のトマトは、1925(大正14)年に旧石戸村で種を売るために栽培したのが最初。27年には果肉を加工する有限責任石戸トマトクリーム販売組合を設立。国産初の無着色ピューレ「石戸トマトクリーム」を開発し、国内外で高評価を得た歴史がある。
現在は、市内にトマト農家24事業体がある。大玉からミニトマトまで20~25種類のトマトを育てる農家もある。全国ご当地カレーグランプリで日本一に輝いた「北本トマトカレー」が有名。北本トマトイメージキャラクター「とまちゃん」の人気も高い。
三宮幸雄市長は「北本トマトの生産100周年を機に、歴史と、おいしさをあらためて市内外に広めていきたい」と話した。100周年の記念ロゴマーク、シールも作り、活用している。人気の「北本カレーフェスティバル」を11月15日に開催することも決めた。