埼玉新聞

 

全市民に3千円分クーポン券、埼玉・朝霞市が支給へ 加盟店で使用可能 12月20日めどに発送予定

  • 朝霞市役所=埼玉県朝霞市本町

 コロナ禍での物価高騰に直面する市民や業者らを支援し地域経済の活性化を図ろうと、朝霞市は年末までに全市民を対象に3千円分のクーポン券を支給する。事業費は約4億2千万円。市はコロナ禍対策として、プレミアム商品券の発行などに取り組んでいるが、市民が対象のクーポン券支給は初めて。

 26日の臨時市議会で政府の価格高騰緊急支援給付金支給事業と合わせた2022年度一般会計補正予算案が可決され、12月20日をめどに市民約14万5千人(約7万世帯)分を発送する。

 クーポン券は500円券の6枚つづり。うち1500円(3枚)分は募集するクーポン事業の加盟店で使用可能。残り半分はスーパーやコンビニエンスストア、ドラッグストアなどを除いた加盟店で使える。対象は11月1日現在の住民登録者と同月2日~12月末までの出生者と転入者。

 使用期間は12月24日~来年2月末。クーポン券の印刷や発送などは業者に委託し、事業者支援の奨励金として、市は換金額に5%を上乗せして加盟店に支払う。

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