埼玉新聞

 

夫に異変…多額の現金を持って家出たと妻が通報 夫に電話するも詐欺師と通話中でつながらず、そのまま被害

  • 手渡し詐欺で現金200万円被害=ふじみ野市

 東入間署は24日、手渡し詐欺でふじみ野市の無職男性(80)が現金200万円の被害に遭ったと発表した。

 同署によると、18日午前9時ごろから、男性方に県内で別居する20代の孫や警察職員などを装った男らから数回、電話があり「駅でかばんの中の物を盗まれた」「書類は全部なく、お金も2、3百万円足りない」などと話した。

 信じた男性は同日午後9時ごろ、東京都墨田区のJR両国駅近くの路上で、孫の同僚を名乗る男に現金200万円を手渡した。男性が多額の現金を所持して自宅を出たことを不審に思った妻が同日午後7時35分ごろ、110番。同署で男性に連絡を入れたが、男性は現金を渡すまで通話していたため、被害を未然防止できなかった。

ツイート シェア シェア