埼玉の志木駅、南口は志木市じゃない…多くの人が誤解か 駅名から勘違い 東口は志木市 そこで高さ5メートルの時計塔が誕生「南口が新座市だと認知度を高めたい」
2025/05/26/12:38
新座ロータリークラブ(松岡昌宏会長)は「市政と市民に役立ててほしい」と東武東上線「志木駅」南口に設置する時計塔を製作し、新座市に寄贈した。同クラブの創設50周年記念事業の一環で、時計塔は同駅南口ロータリーのタクシー待機場前に設置されている。
時計塔は高さ約5メートル、幅約1・5メートル。ステンレス製で最頂部にソーラー式電波時計が設置されているほか、土台部分には「にいざ 快適みらい都市」の文字と市のマスキャラ「ゾウキリン」のイラストが描かれた看板(縦1・5メートル、幅約50センチ)が掲出されている。製作費は約506万円。
同駅は南口と東口に分かれ、南口は新座市域、東口は志木市域が広がり、南口は新座市民、東口は志木市民の利用が多いとされる。駅名などから南口も志木市域と認識している利用者が多いことから、同クラブは「南口が新座市であるという認知度を高めたい」と時計塔の製作を決めた。
同クラブは会員約25人。1970年の創立以来、市民まつりへの参加をはじめ心身障害者を抱える家族のボウリング大会やロータリー財団への寄付などさまざまな奉仕活動に取り組んでいる。
市は「市の認知度と市民の利便性の向上に役立てたい」としている。