埼玉新聞

 

進撃の巨人や鬼滅の刃などで活躍 人気声優・梶裕貴さん、坂戸で見守り放送 史上初、2年連続で声優アワード主演男優賞を受賞の声で「地域の皆さん見守りをお願いします」

  • 梶裕貴さん(坂戸市提供)

    梶裕貴さん(坂戸市提供)

  • 梶裕貴さん(坂戸市提供)

 坂戸市は23日、坂戸ふるさと大使を務める同市育ちの人気声優、梶裕貴さん(39)による見守り放送を6月から開始すると発表した。市は子どもたちの見守りに関心を持ってもらい、市のイメージ向上を図りたいとしている。

 毎週月曜日の小学生の下校時間に当たる午後2時50分、市の防災行政無線92カ所のスピーカーから流す。梶さんは「これから小学生が下校します。地域の皆さん見守りをお願いします。小学生の皆さんは気を付けて帰りましょう」との文言を約25秒間で伝える。

 市は2005年度から、市内全域で見守り放送を行ってきた。梶さんによる見守り放送は市が提案し、4月に収録した。

 梶さんは東京生まれ。坂戸市内の小中学校を経て県立坂戸高校を卒業した。04年に声優としてデビューし、アニメ「進撃の巨人」のエレン・イェーガーや「鬼滅の刃(やいば)」の錆兎(さびと)、「ハイキュー!!」の孤爪研磨などを演じた。12年度と13年度には史上初の2年連続で声優アワード主演男優賞を受賞している。今年2月に同市初のふるさと大使に委嘱された。

 石川清市長は23日の定例会見で、梶さんの見守り放送について「どんな反響があるか楽しみだ。(梶さんは)坂戸のために協力すると言ってくれており、互いにプラスになるよう取り組みたい」と述べた。

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