埼玉新聞

 

大宮区が10位、浦和区は19位にランクイン 住みたい街ランキング 自治体別では東京都世田谷区が昨年の3位から首位に 2位は港区、3位は渋谷区

  • 【地図】埼玉県(周辺アリ・広域)縦横4対3(直し)

    住みたい街ランキングで大宮区が10位、浦和区は19位に

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 建設・不動産賃貸の大東建託は14日、首都圏(東京、埼玉、千葉、神奈川)の「いい部屋ネット 街の住みここち&住みたい街ランキング2025」を発表した。

 「住みここち」の駅別順位では横浜市のみなとみらい駅(みなとみらい線)が5年連続の1位。2位に同路線の馬車道駅、3位は東京都港区の六本木一丁目駅(東京メトロ南北線)がランクインした。自治体別では7年連続で東京都中央区が1位、文京区が2位となった。3位には昨年4位の武蔵野市が入り、東京都内が上位を独占した。駅別順位のトップ20に県内駅は入らず、自治体別で唯一、さいたま市浦和区が11位に入った。

 「住みたい街」の駅別順位では、7年連続で東京都武蔵野市の吉祥寺駅(JR中央線)が1位、2位に横浜市の横浜駅(JR東海道本線)が入った。3位は4年連続で横浜市のみなとみらい駅(みなとみらい線)となり、昨年とトップ3に変動はなかった。自治体別では昨年3位の東京都世田谷区が首位に浮上。2位に港区、3位に渋谷区が入り、都内に人気が集まった。県内では駅別順位で大宮駅が4位、浦和駅が8位に。自治体別でさいたま市大宮区が10位、浦和区が19位にランクインした。

 同社賃貸未来研究所はランキングの統計に用いた8つの因子のうち、「親しみやすさやにぎわいの影響が大きい」と分析。一方、物価・家賃や行政サービスの影響は小さかったという。調査に当たった同研究所フェローの宗健氏(麗澤大教授)は「全体的に古い街並みを維持する動きよりも、新しい街並みにつくり替えていこうとする方が住民から支持されている。今後も再開発が進む地域が人気を集めるだろう」と話した。

 調査は25年2月21日~3月10日に対象地域居住の20歳以上の男女にインターネット経由で実施。「住みたい街」は5万3198人が回答した。「住みここち」は過去5年分の累計(25万5548人)で集計した。

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