JR東日本によると、8日夜、高崎線（東京―高崎駅間）と湘南新宿ライン（新宿駅以北の高崎線）で、午後4時15分ごろから午後11時7分ごろまで、7時間近い運転見合わせが発生し、32本が運休、最大405分の遅れ、約2万人に影響が出たという。

　高崎線の籠原―熊谷駅間（熊谷市久保島付近）で8日午後4時15分ごろ、千葉貨物発倉賀野行下り貨物列車（17両編成）が走行中に非常ブレーキが動作して停車。その後、車両の点検作業や安全確認に時間を要し、高崎線の運転見合わせが長時間続いた。JR貨物によると、同日午後11時ごろ、貨物列車の先頭に別の機関車をもう1台繋げて倉賀野まで運行し、高崎線の運転見合わせが解消した。故障の原因は、なお調査中だという。

　振替輸送を他社線や、新幹線の大宮―高崎間で実施した。

　埼玉を縦断する大動脈、高崎線の運転見合わせが長引いたことにより、8日夜、国道17号や旧中山道など、さいたま、上尾、熊谷、各所で渋滞が発生した。

＝埼玉新聞WEB版＝