<高校野球>埼玉県大会、きょう準決勝 17年ぶりの決勝進出狙う市川越、初の4強で勢いある叡明…投手陣を中心とする接戦となるか 関東懸けた4強の激突を展望
2025/05/03/08:29
春季県高校野球大会第7日は3日、県営大宮で準決勝が行われる。Cシード浦和学院のほか、市川越、叡明、川越東がノーシードから4強に駆け上がった。対戦カードは市川越―叡明(9時)、浦和学院―川越東(11時30分)。
優勝した2008年以来17年ぶりの決勝進出を狙う市川越は初4強と勢いのある叡明と争う。浦和学院には10年ぶりの決勝を目指す川越東が挑む。勝者が春季関東大会(17~20、24、25日・茨城)の出場権を獲得する熱戦の行方を展望した。
準決勝に残った唯一の公立校・市川越と初4強・叡明の対戦は、投手陣を中心として1点を争う接戦が予想される。
市川越はエース玉井が16イニング3失点と安定感を光らせる。左腕栗本と右腕山田への継投策に注目だ。3試合で35安打の打線は28本が単打。計8犠打を絡めて得点を狙うなど、堅実な野球で勝負する。打線の鍵を握るのは3番森。3試合で13打数8安打と広角に打てるバットコントロールが持ち味。3回戦で本塁打を放った森村も計4安打と好調だ。
叡明は最速142キロ右腕田口と130キロ中盤の右腕増渕の2枚看板で挑む。投手陣は全4試合で1失点。3回戦、準々決勝は2戦連続で田口が完封しただけに、投手起用が試合の鍵を握りそうだ。打線は田口、赤城、笘のクリーンアップがけん引する。出塁率6割超えの2番青木、3番の田口が塁に出れば、今大会3打点の赤城、8打点の笘が一本でかえす。










