埼玉新聞

 

【速報】八潮の道路陥没、トラック運転手らしき姿を確認

  • 事故現場で下水道管内の調査に向かう警察官や消防隊員=1日午前4時40分ごろ、八潮市中央2丁目

    事故現場で下水道管内の調査に向かう警察官や消防隊員=1日午前4時40分ごろ、八潮市中央2丁目

  • 事故現場で下水道管内の調査に向かう警察官や消防隊員=1日午前4時40分ごろ、八潮市中央2丁目

 埼玉県八潮市で県道が陥没しトラックが転落した事故で、県は1日午後5時から、第7回災害対策本部会議を開き、佐藤徹司八潮消防署長が「(運転席部分の)内部に人と思われる姿を確認した」と報告した。

 県は1日午前5時過ぎ、事故後初めて管内に人を入れて約2時間の調査を実施した。流れ込む下水の有毒な硫化水素の濃度などを調査。大野元裕知事は「警察、消防と協議させていただき、早ければ明日にも救出作業に取りかかりたい」と述べた。

 男性の救助を巡っては、2月5日のドローン調査で下水道管内に運転席部分らしきものが発見され、男性が残されている可能性が示された。地域消防や自衛隊、応援に入った東京消防庁なども、地域消防が実施している活動以上の手段は見いだせず、県が同11日に方針を固めた土木的措置によるアプローチが続いている。

 県は破損した下水管から汚水を迂回(うかい)させるためのバイパス工事が、4月24日におおむね完了したことを発表した。その後、運転席部分を重機などで引き上げるための垂直方向の立て坑と、上流方向からアプローチする穴の掘削を終え、当初5月中旬としていた運転席部分へのアクセスを数日前倒しできる状況となっていた。

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