埼玉新聞

 

しんちゃん一家も登場 フジで満開の通りをにぎやかにパレード 埼玉・春日部で「藤まつり」 街路樹としては日本一の長さを誇る「ふじ通り」で多様な催し

  • 藤まつりのパレードに参加した「クレヨンしんちゃん」の野原一家=27日午前、春日部市のふじ通り

    藤まつりのパレードに参加した「クレヨンしんちゃん」の野原一家=27日午前、春日部市のふじ通り

  • 藤まつりのパレードに参加した「クレヨンしんちゃん」の野原一家=27日午前、春日部市のふじ通り

 春日部市の東武春日部駅西口近くの「ふじ通り」で27日、恒例の「藤まつり」が開かれた。春日部を舞台とする人気アニメ「クレヨンしんちゃん」の野原一家が登場し、満開のフジで彩られた通りをにぎやかにパレードした。

 ふじ通りは約1・1キロに7種類200本以上のフジが植栽されており、街路樹としては日本一の長さを誇る。まつりは市の花であるフジの植栽を記念して始まり、今年で44回目。市コミュニティ推進協議会が主催し、市内の事業所や団体などがさまざまな催しを実施した。

 今回は市制施行20周年を記念し、主人公の「しんちゃん」をはじめ、愛犬の「シロ」と父の「ひろし」、妹の「ひまわり」と母の「みさえ」の野原一家がまつりの開幕を告げるパレードに参加。沿道に詰めかけた観客に手を振ったり、お尻を向けたりしながら、フジの花びらが舞う通りを練り歩いた。

 両親と来場した升田福人ちゃん(5)はしんちゃんとハイタッチし、「会えて、うれしい。楽しかった」とにっこり。母親の夕佳さん(37)は「人が多くて、しんちゃんに会えないかと思ったけど、ゴール地点に回り込んで最後に会えた。今日は良い思い出になった」と喜んでいた。

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