埼玉新聞

 

75人が食中毒、弁当のエビチリやシューマイ食べて…宅配弁当店を処分 調理人からサルモネラ菌を検出

  • 宅配弁当で75人が食中毒=東松山市

 県は23日、東松山市の宅配弁当店「花蔵」の弁当を食べた10~60代の男女75人が食中毒を発症し、同日から3日間の営業停止処分にしたと発表した。同じ日替わり弁当を食べたのは476人で、23日現在で3人が入院している。

 県食品安全課によると、弁当は16日の昼食時に宅配され、18日に東松山市の医療機関から「同じ弁当を食べた15~30人が体調不良を訴えている」と通報があった。75人が下痢や腹痛、発熱などの症状を訴え、東松山保健所が調査したところ、患者30人と調理従事者1人から食中毒の原因となるサルモネラ菌が検出された。発症した患者は卵エビチリやポークシューマイなどが入った同店の日替わり弁当を食べていた。

 入院した3人は下痢などの症状が続いているが、命に別条はないという。

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